コラム「甲子園の色」

甲子園と色と言えば、

春の甲子園は、紫紺の優勝旗、夏の甲子園は深紅の優勝旗は有名な話しですが、、さて、別の観点から、

春と夏では「甲子園の、ある色」が違います。さて、そのある色とは??

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土の色が違うんです。春の土の方が白っぽい土、夏は黒っぽい土にブレンドしているそうです。なぜだと思います?

夏には陽射しが強いので、白い土だと、太陽光を強く反射して、眩しいからです。
また、夏の黒っぽい土の方が、白球が目立つ(明度差が大きいため)という利点もあります。

また、春は雨が多い時期でもあるので、吸水性のよい砂を多く混ぜていて白っぽくなるという面もあります。

 

(補足、ここからは色彩検定になぞらえて)

3⃣色彩検定3級レベルでは、

「明るい色(白い土)の方が、光を多く反射するので眩しい。」

2⃣色彩検定2級レベルでは、

「明るい色(白い土)の方が、視感反射率が高いので眩しい。マンセルのV値が大きい。」

1⃣色彩検定1級レベルでは、

「明るい色(白い土)の方が、視感反射率Yが高いので眩しい。」

と表現できます。

因みに、明るさが中ぐらいのグレイで視感反射率は約20%です。

(100の光があたって20の光を反射するのが、視感反射率20%です。中ぐらいのグレイとは、よく学校などに置いてあった昔ながらの事務机のグレイです。)