コラム「光と色③」可視光線とは

視ることのできるエネルギーが昼間の世界、色の世界をくれたのです。

ごく限られた大きさの波、ある波長範囲のエネルギーだけを私たちは「明るさ」として感じ、「色」として認識することができます。


言い換えるならば、地球にもっとも多く降り注ぎ、かつ人間にとって最も大切なエネルギーだけを、見られるように私たちは進化したのでしょう。視ることが可能な光という意味で可視光といいます。

 

可視光より、少し小さな波は紫外線と呼びます。

肌や眼に悪いと最近評判が悪いのですが、殺菌作用があり、眼には見えません。

一般に

小さな波ほど、身体に影響が大きいのです。(⇦これは覚えておきましょう)

紫外線よりさらに波長の小さいガンマ線は、放射能となり、見えないだけに恐怖です。

反対に、少しだけ大きな波は、赤外線と呼びます。必ず熱を伴い、物を温める力があります。こちらも眼には見えません、もちろん、色はついていません。

そして、この

赤外線と紫外線の間のエネルギーが、私たちに光を与え、昼間の世界を与えてくれたのです。

 

赤外線は赤の外側の光、

紫外線は紫の外側の光という意味です。

つまり、「赤外線と紫外線にはさまれた光が、赤から紫にかけてのすべての色の世界」というわけです。