コラム「みどりについて」

信号機は何色ですか?
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赤信号、黄信号、青信号
当たり前ですね。でも本当??
赤信号は赤、黄信号はオレンジと黄の中間くらい、
青信号は、緑色?、せいぜい青緑です。
では、なぜ私たちは、緑信号と呼ばないのでしょうか?

さて、外国では信号の色を何色と
呼んでいるのでしょう。
ずばり、Green Lightです。
中国では 緑灯です。
 
「学校で赤信号・黄信号・青信号」と習ったから、
そういう物だと思って、呼んでいるのですよね。
では、なぜ、学校では「青信号と教えるのでしょうか?」
また、そういう疑問を感じたことがありますか?
 
これについて、大真面目に考えてみます。結構深い
お話しです。


私たちは、緑を青と呼んで平気な顔をして、しかも、その事に気付いていない、という話しを先日しましたね。色をシステマチックに捉えるのが得意な人たち、
例えば、英語圏の人たちからは、
「それは、Blueじゃないよ、Greenだよ!」と指摘を受けることも、しばしばです。
 
で、それがどうしてか??
学校でも、「どうして緑と教えないで、青と教えるの?」
 
とても簡単な答えです。
日本では、ずっと長い間「緑という色の名前は、無かったからです」
私は、万葉集の中にある「色の名前を全部書き出して、調べたことがあります」
本当に、ぜ〜〜ぶ、書き出しました。
すると、なんと、緑を色名として認識しているだろう歌は、ほとんど無かったのです。
せいぜい「みどり子」(=赤ちゃんのこと)の歌くらいしかないのです。
(つづく)