見える・見えないは、私たちの感覚の問題です。赤や青の色彩は、人間が見ている色であって、他の生物は、どのように、色を見ているのでしょうか?
生き物には鮮やかなもの、地味な肢体(人間から見て)があります、
一般に、熱帯魚や綺麗な羽根を持つ鳥など、自らも美しく彩色された生物は、ビビッドな色彩の識別よくわかっているのでしょう。美しい色彩の一番の目的は、異性を引きつけるためでしょうから、当たり前かもしれません。
一方、地味な色の生物、例えば、多くの哺乳類は、赤と緑の区別が付かない事が多いのです。犬やネコたちも、さほど色がわかっていないようです。色を認識できず、明暗だけで物の形を認識している生物も多いのです。
さて、
人間の場合は、どうでしょう??
私たちは、生まれながらに有している色彩は、とくに美しいという部類ではありません。
生物ビューティフル・カラー・コンテストに出たら、熱帯魚や鳥たちには到底叶わないでしょう。
面積のほとんどを占める肌の色相は、黄みのオレンジ〜赤みの黄にかけて
瞳の色は、黒・グリーン・ブルー
髪の色は、黒・ブラウン
人間の彩色は、さほど彩り豊かとは言い難いのです。
地味な肢体ながら、色がよく見分けられる私たち。神様は彩り豊かな身体をくれなかった変わりに、色を見極め、愛でる脳をくれたのでしょうか、、、(つづく)