色彩検定2級問題「照明」

【問題】光源に照らされた面の明るさ「照度」についての記述として、最も適切なものを、①②③④からひとつ選びましょう。

 

 

①単位はW(ワット)である。

②光源の色温度は高くなるほど照度は高くなる。

③同じ光源ならば距離が2倍になると照度も2倍になる。

④読書や化粧には照度の単位で500ルクス程度が必要である。

 

 

【解説】

 

照度(しょうど)とは、光を照らす側ではなく、照らされる側の、面の明るさです。「光源についての単位ではない」とおさえておきましょう。

光を照らす側→×

光が照らされる側→◯

 

①W(ワット)とは、消費電力を表す単位で、この電球は40Wとか60Wというように、「光源についての単位」ですから誤りです。

 

②光源の色温度とは「光源の色み」を表します。つまり「光源についての単位」なので誤りです。

因みに、色温度が高いほど、青っぽい光、色温度が低いほど、赤っぽい光になります。

蛍光灯を選ぶときには、

電球色に近い暖かい印象の照明を選ぶとしたら、「色温度の低い」ものを選びます。

仕事場などでクールな印象の部屋にしたいなら、「色温度の高い」ものと選びます。

 

③照度とは、「その場の明るさ」。光源から遠くなるほど、その場が暗くなるのは常識的に納得できますね。よって③も誤りです。

 

④読書には、500ルクス程度の明るさが必要です。これが正しい文。

 

 

答え

 

④が正解。