色彩検定3級問題「色の分類」

次の【A】〜【J】の空欄にあてはまる言葉を、それぞれの語群①②③④から1つ選びましょう。

以下は個々の解説と答えです。

 

【問題A】

色相、明度、彩度の3つを【A】という。

 

【語群A】

①色の識別性

②色の三属性

③色の錯視

④色の連想

 

【解説A】

色が生まれながらに持っている性質を色の三属性(さんぞくせい)といいます。

無彩色は「明度」のみ、有彩色は「色相」「明度」「彩度」の3つの性質(属性)を有しています。

 

【答えA】

②色の三属性

 

 

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【問題B】

色相は「色みの性質」のことで【B】とも呼ばれる。

 

【語群B】

①色あい

②配合色

③色対比

④威嚇色

 

【解説B】

色相(しきそう、いろあい)=色(いろ)+相(あい)と書きます。

色相のことを「色あい」と呼ぶ事も出来るのです。

そして注意したいのが、「色」と「色あい」の違いですね。

例えば、真紅色とピンクは同じ「色」ではありませんが、同じ「色あい」です。

「色と色あいの違い」、

「色と色みの違い」、

「色と色相の違い」

(以上、3つは同じこと)をきちんと整理しておくことが、色をシステマチックにとらえる第一歩です。

 

 

【答えB】

①色あい

 

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【問題C】

 

色相の質問なので①パステルカラーや、②若竹色は誤りです。これらは、「色相名」ではなく、「色名」になります。

 

【答えC】

③緑

 

***

 

【問題D】

図1の色相は緑であり、色相が緑の色を選びます。

 

 

 

【解説D】

2色とも「緑の色相」である配色を選びます。

①と④は黄を含むので×。

③も同様にくすんだ黄なので×。

 

【答えD】

 

***

 

【問題E】

【E】のような色は低明度の色、

語群の中で最も暗い色を選びます。言い換えると、最も黒に近い色を選びましょう。

 

【答えE】

 

***

 

【問題F】

【F】のような色は高彩度の色、

語群の中で最もビビッドな色を選びます。

 

【答えF】

 

***

 

 

【問題G】

【G】のような色は中明度で中彩度の色になる。

 

 

【解説G】

①オレンジと茶色の中間のようなこの色は、dトーン(ダルトーン)で明度・彩度とも中ぐらい、つまり中明度で中彩度なので◯。

②は明るい色なので高明度で×

③はかなり無彩色に近く、しかも暗めの色なので、中明度、中彩度ではなく×。

④ビビッドな色なので高彩度となり×。

 

【答えG】

 

 

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【問題HとI】

【H】のような色は、明度の属性しかもたない色で【 I 】という。

 

【解説HとI】

明度しか持たないのは無彩色。白・黒・グレイに一番近い色を選びます。

 

【答えHとI】

②、④

 

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【問題J】

色相は赤、明度が高く、彩度が低い色は【J】のような色のことである。

 

 

【解説J】

赤い色で、明るい色で、彩度の低い色は「ピンク」とすぐわかるようになっておきましょう。

①はピンクの中でもバラ色で、高彩度のピンクとなり×。

②は低明度なので×。

③ビビッドな色なので高彩度で×

④うすいピンクなので、明度は高く、彩度は低く◯。

 

【答えJ】

 

 

******以下、解答をもう一度 *****