色彩検定2級問題「ドミナントトーン」

【問題】

PCCS(日本色研配色体系)に基づいたドミナントトーン配色を次の①〜④から1つ選びなさい。

【解説】

 ドミナントとは「支配する」というニュアンスの言葉です。ドミナントトーンとは、ある一定のトーン(色調)が支配する配色という意味ですから、全体的に薄い感じとか、濃い感じとか、地味な感じなど、色の感じが揃った配色のものを選びます。

まず、ぱっと見て、明暗が強かったり、濃淡がはっきりとしている配色は除きます。

①や②のように冴えた色と薄い色が混在しているのはドミナントトーンではありません。

③も、濃い緑、薄い緑と、濃淡がはっきりしているのでドミナントトーンではありません。ちなみに「緑という色相で支配されている」ので、ドミナントカラー配色になっています。

④全体に柔らかい色調、やや地味めの色調の色ばかりなので、ドミナントトーン配色になっています。

 

 

 

【答え】

④ドミナントトーン配色