次の問題A〜Cのそれぞれの色彩用語について正しい文を1つ選びましょう。
【問題A】純色とは、
純色とは有彩色の各色相の中で
①最も明度が低い色のことである。
②最も彩度が低い色のことである。
③最も明度が高い色のことである。
④最も彩度が高い色のことである。
【解説A】
純色(じゅんしょく)とは、純粋に色みだけで出来た色の事。つまり、白と黒の要素を全く含まない色のことです。赤なら真っ赤、黄なら真っ黄色のことです。
白・黒を含まないので色み100%。これ以上に鮮やかな色は存在しない色をさします。
つまり、高彩度の色です。
因みに、真っ赤は明度は低いめであり、真っ黄は明度が高く、鮮やかな色であても、明度は高い色もあり、低い色もあります。
純色は俗に「原色(げんしょく)」と呼ばれますが、正確には誤りです。
一般に「原色」と皆が呼んでいる色は、純色と呼ぶのが正しい表現です。
【答えA】
④純色とは最も彩度の高い色のことである。
【問題B】
純色に同明度の灰色を加えていくと
①彩度は変化せず、明度が低くなっていく。
②彩度は変化せず、明度が高くなっていく。
③明度は変化せず、彩度が低くなっていく。
④明度は変化せず、彩度が高くなっていく。
【解説C】
同明度の色を加えても、明度は変化しません。
しかし、純色の強さ(色みの強さ)は減じていくことになります。
純色に同明度の灰色を加えると、「明度は変化なし」「彩度は下がっていく」のです。
【答えC】
③純色に同明度の灰色を加えていくと、明度は変化せず、彩度が低くなっていく。
【問題C】
中間色とは
①純色に白だけを加えた色のことである。
②純色に灰色を加えた色で濁色とも呼ばれる。
③純色に灰色を加えた色で原色とも呼ばれる。
④純色に黒だけを加えた色のことである。
【解説C】
中間色の中間の意味を正しく知っておきましょう。
中間とは「明清色と暗清色の中間」の意味です。
明清色=純色+白
暗清色=純色+黒
中間色=純色+白+黒
【答えC】
②中間色とは、純色に灰色を加えた色で濁色とも呼ばれる。