色彩検定3級問題「配色技法」

【問題A】

同一色相配色の例を下記の①②③④からひとつ選びましょう。

 

 

【解説A】

同一色相配色とは、赤、黄、青などの色みが統一された配色のこと。

①黄を中心に、黄緑と黄赤

②黄を中心に、青と青紫

③黄を中心に、赤と青緑

④黄を中心に、薄い黄、くすんだ黄

 

 

【答えA】

④が同一色相配色である。

 

 

 


 

 

【問題B】

中差色相配色の例を下記の①②③④からひとつ選びましょう。

 

 

【解説B】

中差色相配色とは、色相差が類似でも、対照でもなく、中途半端な差のある配色のこと。色相環上では赤と黄など、90°の関係で、PCCSの24色相環では色相番号の差が6前後。

 

①ぱっと見、色相に差がある。赤紫〜赤(色相番号24〜2)と緑(色相番号12)の補色色相配色。

②ぱっと見、色相が似通っている。赤紫(色相番号24)と赤(色相番号2)の、類似色相配色。

③ぱっと見、色相が揃った、濃淡のある配色。色相差は類似色相配色くらい。

④ぱっと見、色相に差がある。赤っぽい色(色相番号2)と黄っぽい色(色相番号8)なので中差色相配色になる。

 

 

 

【答えB】

④が中差色相配色である。

 


 

 

【問題C】

補色色相配色の例を下記の①②③④からひとつ選びましょう。

 

【解説C 】

補色色相とは、もっとも正反対の色相同士の配色のこと。

PCCSの色相番号は12差がある配色。

①赤(色相番号2)と黄緑(色相番号10)は対照色相配色。

②赤(色相番号2)と青緑(色相番号14)は補色色相配色。

③赤と橙は類似色相配色

④赤(色相番号2)と青(色相番号18)は対照色相配色。

 

③は似通っている類似だとすぐわかる。一方、①②④はどれも対照的な色相で、この中で1つだけ補色色相を選ぶのはやや難解だが、色相環を頭に入れて、色相番号がわかるようになっていると簡単である。

また、補色は「赤と青緑」「橙と青」「黄と青紫」「黄緑と紫」「緑と赤紫」ぐらいは即、わかるようになっておきましょう。

 

 

【答えC】

②が補色色相配色