色彩検定2級問題「配色と三原色」

次の【 A 】〜【 E 】の空欄にあてはまる最も適切な語句、または番号を記入しましょう。

 

【問題A・B】

このポスターは、【 A 】混色の三原色の近似色を用いて配色している。

この3色を用いた配色はPCCSの色相環で色相関係が均等である【 B 】配色となるので、バランスのよい対照色相配色となっり、明瞭なコントラスト感のある配色となっている。

 

 

【 A 】は2文字以内の漢字

【 B 】は5文字以内のカタカナ

 

 

 

 

 

 

 

【答えA・B】

 

このポスターは【 A 色料】混色の三原色の近似色を用いて配色している。

この3色を用いた配色はPCCSの色相環で色相関係が均等である【 B トライアド】配色となるので、バランスのよい対照色相配色となり、明瞭なコントラスト感のある配色となっている。

 

 

【問題C】

そして、これらの三原色を落ち着いた印象としたいときには、下記の選択肢のなかで【 C 】の3色にしてトーナル配色にするとよい。

【 C 】は選択肢の番号


 

【答えC】

そして、これらを落ち着いた印象としたいときには、選択肢のなかで【 C⑤ 】の3色にしてトーナル配色にするとよい。




【問題D・E】

 

【 A 減法】混色の三原色は、それぞれの色名の頭文字をとって【 D 】と呼ばれている。この3色にKと呼ばれる黒を加えた【 E 】カラーが、ポスターなどを刷るオフセット印刷の色再現で使われている。

 

【 D 】は3文字以内のアルファベット

【 E 】は文字以内のカタカナ

 

 

【答えD・E】

【 A減法 】混色の三原色は、それぞれの色名の頭文字をとって【 D CMY  】と呼ばれている。

 この3色にKと呼ばれる黒を加えた【 Eプロセス 】カラーが、ポスターなどを刷るオフセット印刷の色再現で使われている。

 

 

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以下、簡単な解説です。

 

【解説A】

黄、赤紫、青緑を「色料の三原色」=「減法混色の三原色」という。

 

【解説B】

色相環を三等分するような配色を「トライアド配色」という。「トライ〜」とは3の意味がある。色料の三原色は、トライアド配色の典型的な1パターンになっている。3色ともが互いに対照色相となる。

 

【解説C】

トーナル配色は、全体に落ち着いた色調の色(中間色)から成る配色である。黄・赤紫・青緑の落ち着いた色調の色を選ぶ。

 

【解説D】

減法混色の三原色は、

Cyanシアン

Magentaマゼンタ

Yellow イエロー

の頭文字をとって「CMY」という。それに Black(黒)の最後の一文字「K」を合わせた「CMYK」のことをプロセスカラーと呼んでいる。

実際の紙の印刷には、このプロセスカラーが用いられている。三原色の3つだけではなく、実際には黒インクも加えた4色を用いることに注目したい。

 

また、CMYKのKのことを「Kuro(黒)」の頭文字と思い込んでいる人もいますが、正しくは「BLack」の最後の文字。頭文字のBはBlueと混同してしまうために採用しなかったのだろう。