色彩検定3級基本問題「色の軽重感、柔硬感」

【柔らかい色と硬い色】

【軽い色と重い色】

 

問題

次の問題に答えましょう。

①色には軽く見える色と、重く見える色がある。これは色の三属性のうち、何と最も関係が深いでしょうか。

A色相  B明度  C彩度

 

②色には柔らかく見える色と、硬く見える色がある。これは色の三属性のうち、何と最も関係が深いでしょうか。

A色相  B明度  C彩度

 

 

 

 

答え

①-B明度

色には軽く見える色と、重く見える色がある。これは色の三属性のうち、明度と最も関係が深い。

 

②-B明度

色には柔らかく見える色と、硬く見える色がある。これは色の三属性のうち、明度と最も関係が深い。

 

 

解説

①色の中では、最も明るい白が最も軽く、最も暗い黒が最も重く見えている。つまり「色の明るい、暗い」の尺度である「明度」と関係が深い。

 

②色の中では、概ね、明るい色は柔らかく、暗い色は硬く感じるものである。だから、概ね「明度」と関係が深い。

しかし、真っ白が最も柔らかく見える訳ではなく、真っ白よりも、オフホワイトやアイボリーの方が柔らかく感じる。

 

つまり、色の柔硬感には、色のトーンも関係している。グレイみを帯びた方が柔らかい印象があることから、明るいグレイみを帯びた、桜色やオフホワイトは柔らかい印象になっている。

 

つまり、メタリックなツルツルした白(金属の白い塗装=真っ白)は硬く、

織物のようなざわざわした白(織物の白=少し影のある白)は柔らかい。