色彩検定2級問題「環境色彩」

次の「環境色彩」の記述について、最も不適切なものを1,2,3,4,からひとつ選びましょう。

 

【問題A】

環境色彩の対象について

1.環境色彩の対象は、私的環境と公共の環境に大別される。

2.環境色彩は、公共の環境である「エクステリアの色彩」と「公共空間の色彩」のみを対象とする。

3.公共の環境ということでは、人が一歩外に出ればそこはすべて公共の場となる。

4.環境色彩は、対象の規模が大きくなるにつれて人への影響が大きくなる。

 

 

【解説A】

「環境色彩の対象」は、エクステリアと、公共空間のみではなく、私的な環境である「個人の色彩」や「インテリアの色彩」も対象としている。

 

【答えA】

2.が不適切。

 

 

 


 

 

次の「エクステリア環境」の記述について、最も不適切なものを1,2,3,4,からひとつ選びましょう。

 

【問題B】

エクステリア環境の領域について

1.エクステリア環境では、道空間は公的な領域である。

2.住宅のエクステリアは、私的な領域である。

3.住宅のエクステリアは、境界領域でもある。

4.公共のエクステリアのカラーコーディネーションは「公的領域」「境界領域」「私的領域」を中心として展開される。

 

【解説B】

1.道空間は公的な領域。

2.住宅のエクステリアは、「建物の内部を除く敷地内空間」のことで、敷地内であることから、「私的な領域」である。

3.住宅のエクステリアは、道空間と接する建物外観や外構は、社会との接点を持つ公共の環境としての役割を持つため「境界領域」ともなる。

4.公共のエクステリアとは、「パブリックスペースの建物内部を除く空間」のことであり、そのカラーコーディネートは、「公的領域」を中心として展開される。よって4.は不適切。

 

つまり、エクステリア環境が、私的領域でもあり、境界領域でもある点がポイントである。

 

【答えB】

 4.が不適切。