色彩検定2級「分光分布」

【問題】

次の記述のうち、最も適切なものを、①②③④からひとつ選びましょう。

次の分光分布をもつ照明光は

①橙から赤の色の成分が多い。

②短波長域の光の強さが大きい。

③波長ごとの光の明るさが同じである。

④光色が日中の北窓光に近似している。

 

分光分布
分光分布

【解説・基本まとめ】

分光分布とは、波長ごとの光の強さを表している。

横軸が波長

縦軸が光の強さ

 

 

グラフの右(600nm以上の長波長域)は赤や橙の光

グラフの中央(500-600nmの中波長域)はの光

グラフの左(500nm以下の短波長域)は青や青紫の光

 

 【解説・選択肢】

選択肢①橙から赤の色の成分が多い。

▷右上がりのグラフは、赤や橙の光なので、当てはまる◯。

 

選択肢②短波長域の光の強さが大きい。

▷右上がりのグラフは、長波長の光が多く、不適切×。

 

選択肢③波長ごとの光の明るさが同じである。

▷グラフに高低差があるので、波長ごとの光の明るさはマチマチで不適切×。

 

④光色が日中の北窓光に近似している。

▷グラフに高低差が大きく、自然光ではないため不適切×。

 

 

【答え】

①が正しい。