色彩検定3級「色と距離感」

【問題A】

次の①②③④から最も適切なものをひとつ選びましょう。

 

同じ距離に置かれても、v20の色のものはv8よりも手前に見える。

 

同じものであっても、p12の色をしているとdkg12よりも重く見える。

 

同じ大きさであっても、p8の色のものはdk18よりも大きく見える。

 

同じものでも、d18の色であるとb2よりも人に興奮感を与える。

 

 

 

【解説A】

v20は冴えた青紫、v8はさえた黄色

青紫の方が暗い色なので、奥にあるように見える。

 

p12はpale(淡い色調)、dkg12はdark grayish(暗い灰みの色調)

p12の方が明るい色なので、軽く見える。

 

p8(淡い色調)はdk18(暗い色調)よりも明るいので、大きく見える。

 

d18はdull(鈍い色調)の青なので興奮感は与えない。

b2はbright(明るい色調)の赤なのでやや興奮感を与える。

 

 

 

【答えA】

③同じ大きさであっても、p8の色のものはdk18よりも大きく見える。

 

 

 

 

 

【問題B】

最も視認性の高いものはどれか?

①黒を背景とした黄色の文字。

②白を背景としたオレンジ色の文字。

③黒を背景とした赤い文字。

④黄色を背景とした黒い文字。

 

 

【解説B】

視認性が最も高い配色は「黄色×黒」

なかでも、「黄色を背景にした黒」よりも、「黒を背景にした黄色」がもっとも読みやすく視認性が高い。

 

 

【答えB】

最も視認性が高いのは①黒を背景とした黄色の文字。

 

 

 

 

【問題C】

色と連想の組み合わせが最も適切はものはどれか。

ltg10ー枯葉、秋、熟柿

 

v12ー芝生、レタス、桔梗

 

v18ーバナナ、卵、信号

 

lt2ー桜、少女、赤ちゃん

 

 

【解説C】

ltg10は明るい灰みの黄緑(枯れ草色)

熟柿色はオレンジ色

 

v12は冴えた緑

桔梗は、青紫色

 

v18は冴えた青

 

lt2は浅い赤(ピンク)

 

 

【答えC】

lt2ー桜、少女、赤ちゃん

 

 

 

 

【問題D】

明るい色は、大きくなると暗くにぶく感じられる。

 

明るい色は、大きくなると明るく鮮やかに感じられる。

 

明るい色は、大きくなると暗く鮮やかに感じられる。

 

同じ色であれば、面積が変化しても色の印象は変わらない。

 

 

【解説D】

とても小さい色と、とても大きな色とでは、実際には同じ色であっても、随分と異なる色に見える(色の面積効果)。

 

 

【答えD】

明るい色は、大きくなると明るく鮮やかに感じられる。