色彩検定3級「JIS色名」

JISの色名に関する、次の【A】~【C】の記述に続く文として、最も適切なものを1つ選びましょう。

 

【問題A】

色名のJIS規格では,

 

1.

「こい紫みの赤」は固有色名である。

2.

「コーラルレッド」は慣用色名である。

3.

「ウルトラマリンブルー」を和名で表すことができない。

4.

「紺色」を外来色名で表すことができない。

 

 

【解説A】

1.

こい紫みの赤=「明度および彩度の修飾語」+「基本色名」=系統色名である。

3.

ウルトラマンブルーは群青色と和名で表すこともできる。

4.

紺色は、ネーブーブルー、インディゴブルーなど、外来色名で表すこともできる。そもそも、色のイメージを伝達する慣用色名は色の範囲が広く、いろいろな呼び方ができる。

 

 

【答えA】

2.が適切。

 

 

【問題B】

系統色名とは,

1.

「明るい赤」のような色名のことである。

2.

「赤」のような色名のことである。

3.

慣用色名に修飾語をつけたものである。

4.

固有色名のことである。

 

 

【解説B】

1.

「明るい赤」=「明度および彩度に関する修飾語」+「基本色名」=系統色名

2.

「赤」は基本色名、あるいは色相名

3.

系統色名は、基本色名に修飾語をつめたものである。

4.

固有色名とは、その物に付いた固有の色名。慣用色名とほぼ同意味である。

 

 

【答えB】

1.が適切。

 

 

 

【問題C】

JISの色名のうち、

1.

「暗い紫みの青」のような色名を使うと、すべての物体の色を表すことができる。

2.

「ネービーブルー」のような色名を使うと、すべての物体の色を表すことができる。3.

「ネービーブルー」のような色名は、厳密な色表示に適している。

4.

「ネービーブルー」のような色名は、中心的な代表色が特に決められていない。

 

 

【解説C】

1.

系統色名とは、あらゆる色を系統的に分類するための色名なので、とりあえず、物体色ならば、系統色名で呼ぶことができる。

2.

ネービーブルーのような慣用色名は、色名の範囲に片寄りがあり、必ずしも、すべての色を網羅していない。

3.

ネービーブルーのような慣用色名は厳密な色表示には適していない。

4.

ネービーブルーは慣用色名だが、JISでは、代表色が決められている。

 

【答えC】

 

1.が適切。