色彩検定3級「光の波としての性質」

次の記述に続く文として、最も適切なものを1つ選びましょう。


【問題A】
「光を通さない物体に太陽光が当たり、赤く見えるのは、その物体が可視光の〜」


【語群A】
1.
すべての波長域を反射するからである。
2.
すべての波長域を吸収するからである。
3.
短波長の光を多く反射するからである。
4.
長波長の光を多く反射するからである。


【解説A】
・すべての波長が一様に反射したり、吸収したりする物は、無彩色である。
・特定の波長の光を多く反射する物には、色みが付いている。
・長波長の光は、赤い光の感覚を引き起こす。
・中波長の光は、緑の光の感覚を引き起こす。
・短波長の光は、青の光の感覚を引き起こす。



【答えA】
4.が適切。

「光を通さない物体に太陽光が当たり、赤く見えるのは、その物体が可視光の長波長の光を多く反射するからである。」




【問題B】
「シャボン玉の表面で虹色が見えるのは、主に光の〜」


【語群B】
1.
屈折が起きているからである。
2.
干渉が起きているからである。
3.
回折が起きているからである。
4.
散乱が起きているからである。



【解説B】
・シャボン玉の膜の表面で反射する光と、膜の底面で反射した光が重なり、足し合わせて強くなった波長の光の色が表面に現れる。
・因みに、空に掛かる虹は、光の屈折による。




【答えB】
2.が適切。

「シャボン玉の表面で虹色が見えるのは、主に光の干渉が起きているからである。」