パウルクレーについて、次のどれでしょうか?
1.画家である。
2.音楽家である。
3.バウハウスの先生である。
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1.2.3の全て正解。
パウルクレーは、スイス出身のドイツ人画家です。
クレーは画家であり、音楽家であり、バウハウスでも教鞭をとりました。
幼い頃より、ヴァイオリンに親しみ、その腕前はプロ級だったと言います。
特に、音楽性を絵画に取り込んだ絵画を多くのこしています。
ヴァイオリニストでもあったクレーは、ヴァイオリンを弾きながら、その弓の先端が動く軌跡に興味を持ったり、楽譜を図形のように捉えるなどしています。
クレーは、これらの音楽的体験を視覚化し、「音楽を描いた」と言われています。
曲を弾きながら、幾何学的な画面構成(コンポジション)を探求したのです。
新印象派の画家スーラやシニャックの「点描画」が、光の分解に主眼を置いているのに対し、クレーの点描画は、イタリア旅行で見た「モザイク」に影響を受けています。
小さな点の集まりで出来た太陽(1個の橙色の丸)は、画面全体に点在し、統一された色彩になっています。
音色とは「ねいろ」と読み、音と色との間には、何がしらの関係があるのでしょうか?
私たちの日常生活でも「黄色い声」という表現がありますね。甲高い子供や女性の声を形容する際に「黄色い」という色名が用いられています。音の高さと、明度が何がしらの関係性を感じさせますね。