環境色彩計画問題を解いてみよう

環境色彩計画

環境色彩計画の際に考慮すべき色の見え方として、適切な文ならば○、 不適切な文ならば×を付けましょう。

 

 

【問題】

色の視認性とは、背景との関係による色の見えやすさです。色相差が大きいほど、視認性は高くなり、色相差に続けて、明度差、彩度差が関わってきます。

 

 

【解説】

色の差は「明度差」が一番大切です。

明度差が大きいほど、視認性は高くなります。

色相差、明度差、彩度差については、視認性の優劣に限らず、例えば、ファッション色彩についても同様、明度差がもっとも大切になるでしょう。

パッと見たメリハリ感や調和感は、明度差によるところが多いことを心に留めておきましょう。

 

 

【答え】

不適切で×。

正しくは

明度差が大きいほど、視認性は高くなり、明度差に続けて、色相差、彩度差が関わってきます。

 

 

 

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下記の文章で、適切な文ならば○、不適切な文ならば×を付けましょう。

 

 

【問題】

色の可読性は、文字や形の読みやすさです。標識や広告物の可読性は、一般に有彩色の図色に明度差の大きい無彩色の地色を組み合わせると良いでしょう。

 

 

【解説】

「図色」と「地色」の言葉に慣れましょう。

図色とは、見つめる物の色。

地色とは、背景色。

例えば「黒地に黄文字」の場合は、

黒が地色で、黄色が図色。

この組み合わせの可読性がよいのは、無彩色の地色と、無彩色と明度差の大きい有彩色の典型例。

 

 

【答え】

適切で○。

 

 

 

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下記の文章で、適切な文ならば○、不適切な文ならば×を付けましょう。

 

 

【問題】

予期しない状態で目を引きやすい色を誘目性が高いといいます。工場施設の注意色などにもよく用いられ、赤と白や、黄と黒の組み合わせが多いでしょう。

 

 

 

 

【解説】

視認性は、予期している状況での色の認識のしやすさの尺度、

誘目性は、予期していない状況での色の認識のしやすさの尺度です。

 

誘目性は、目が誘われてしまうわけですから、予期しない状態です。見ようという意図はありません。

 

 

【答え】

適切で○。

 

 

 

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2000年に出題された色彩検定1級1次の問題です。

適切な文ならば○、不適切な文ならば×を付けましょう。

 

 

【問題】

色の識別性とは、物を区別したり、色に意味を持たせて整理します。社会の混乱を避けるために色を活用するのです。鉄道路線図の色分けもその例です。

 

 

【答え】

 

適切で○。