色彩検定2級「ファッション配色」

【問題A】

この写真に関する記述として、最も適切なものを、①②③④からひとつ選びましょう。

 

 

①スプリットコンプリメンタリーである。

 

②ダイアード配色である。

 

③トーンオントーン配色である。

 

④カマイユ配色である。

 

 

【解説A】

ぱっと見て、穏やかな色相・トーンも近似した組み合せだと感じるでしょう。

 

①スプリットコンプリメンタリー(分裂補色)は、補色配色のアレンジ版です。

つまり、色相差が大きい配色になるはずなので、不適切な文。

 

②ダイアード配色は色相差が大きい配色。よってこれも不適切。

 

③トーンオントーン配色は、トーン差が大きい配色。よって不適切。

 

④カマイユ配色は、色相差、トーン差の小さい組み合わせ。写真の着こなしに当てはまる。

 

 

 

【答えA 】

④カマイユ配色

 

 

カマイユ配色とは、一瞬、一色に見えるような組み合わせ。ほとんど同じ色だけど、質感によって、違った風に見える、といったファッション配色によく用いられる。

 

 


【問題B】

この写真に関する記述として、最も適切なものを、①②③④からひとつ選びましょう。

 

 

①ワンピースとベルトのレッドがビコロール配色になっている。

 

ワンピースとベルトのレッドがフォカマイユ配色になっている。

 

③ワンピースとベルトのレッド、シューズがトーンイントーン配色になっている。

 

④ワンピースとベルトのレッド、シューズがドミナントトーン配色になっている。

 

 

 

【解説B】

 

ビビッドな赤と無彩色の黒の組み合わせ。

 

①明度差・彩度差とも大きい明快な2色配色であるビコロール配色は、この写真に当てはまる。

 

②フォーカマイユ配色は近似した色だけを用いた配色なので、この写真に当てはまらない。

 

③トーンイントーン配色と、④ドミナントトーン配色はトーンが近似したものを指すので、この写真には当てはまらない。

 

 

【答えB】

①ビコロール配色