過去問2級「錐体と杆体」2011年夏

錐体と杆体 解説

問題DとE

感度とは[光]への感度のこと。解像度とは[色]を識別する能力のこと。この感度と解像度の意味を混乱しないように。

つまり、

錐体は[色]を見分ける視細胞なので、[光に対して]低感度。しかし、 [色に対して]高解像度。

杆体は[光]をキャッチする視細胞なので、[光に対して]高感度、しかし、[色に対して]低解像度。

私たちの眼は[光]の感度の高い杆体と、[色]を見分ける解像度の高い錐体の2つで役割分担している。

問題F

S・M・LはSmall・Medium・ Largeの頭文字で短波長・中波長・長波長のこと。それぞれ短波長の青い光、中波長の緑の光、長波長の赤い光に対して感度がよい。

感度がよいという意味は、例えば赤い光が眼の中に入ってきた時、その事によく反応する、という意味。L錐体は赤い光によく反応して、その情報を神経信号を通じてに送る。