次の記述に続く文として、最も適切なものを、それぞれ①②③④からひとつ選びましょう。
視細胞の錐体と杆体の両方が働いている状態を
①錯視という。
②薄明視という。
③明所視という。
④暗所視という。
答え)
②薄明視という。
解説)
明るい所=色がわかる=錐体(すいたい)が働いている。
暗い所=色はわからなくても、明暗だけ(形)はわかる=杆体(かんたい)が働いている。
前者を明所視(めいしょし)
後者を暗所視(あんしょし)といいます。
(まとめ)
明所視(めいしょし)は明るい所で色や形を視ること。錐体が働く。
暗所視(あんしょし)は暗い所で形を視ること。杆体が働く。
つまり、昼間は明所視で、夜間は暗所視です。
そして、明所視と暗所視の切り替え時、つまり、夕暮れときのような薄暗い時は、
錐体と杆体が両方働いています。薄明るい時間帯、人工の光がないと仮定すると、日没の直前頃です。(人工の照明光があるときは、一日中、明所視になります)。
このような、錐体と杆体が両方働いていることを薄明視(はくめいし)といいます。
また、薄明視は、青い物が綺麗に見える(プルキニエ現象)のですが、この件については、のちほど。