過去問2級「明所視と暗所視」2014年冬◆問題1

次の記述に続く文として、最も適切なものを、それぞれ①②③④からひとつ選びましょう。


視細胞の錐体と杆体の両方が働いている状態を

①錯視という。

②薄明視という。

③明所視という。

④暗所視という。

答え)

②薄明視という。



解説)

明るい所=がわかる=錐体(すいたい)が働いている。

暗い所=色はわからなくても、明暗だけ(形)はわかる=杆体(かんたい)が働いている。


前者を明所視(めいしょし)

後者を暗所視(あんしょし)といいます。


(まとめ)

明所視(めいしょし)はるいで色や形をること。錐体が働く。

暗所視(あんしょし)はで形をること。杆体が働く。


つまり、昼間は明所視で、夜間は暗所視です。


そして、明所視と暗所視の切り替え時、つまり、夕暮れときのような薄暗い時は、

錐体と杆体が両方働いています。薄明るい時間帯、人工の光がないと仮定すると、日没の直前頃です。(人工の照明光があるときは、一日中、明所視になります)。

このような、錐体と杆体が両方働いていることを薄明視(はくめいし)といいます。


また、薄明視は、青い物が綺麗に見える(プルキニエ現象)のですが、この件については、のちほど。