この2色配色について、配色技法の名称を用いて解説しなさい。
カタカナ配色技法の名称を3つ答えること。(記述式)
色彩検定2級では「記述式」の問題が出題されます。
解答の条件である「カタカナの配色技法」を羅列してみましょう。
■トーンオントーン(トーン差あり)
■トーンイントーン(トーン揃う)
■ドミナントカラー(色相揃う多色配色)
■ドミナントトーン(トーン揃う多色配色)
■カマイユ(単色に見えるほどの近似色)
■フォカマイユ(近似色でできた配色)
■ナチュラルハーモニー(黄に近い色が明るい)
■コンプレックスハーモニー(青や紫に近い色が明るい)
■ビコロール(メリハリ2色配色)
■バイカラー(同上)
■トリコロール(メリハリ3色配色)
■ダイアード(色相環を2等分=補色色相配色)
■トリアード(色相環を3等分=対照色相配色)
■テトラード(色相環を4等分=補色色相×2)
■ペンタード(色相環を5等分)
■ヘキサード(色相環を6等分)
以上のことを踏まえた上で、上の「茶色(暗い黄赤)」と「柔らかい青緑」の配色について考えてみましょう。
■トーンオントーン
(色相揃って、トーン差あり)
→そもそも色相が揃っていないので×。
■トーンイントーン
(トーン揃う)
→トーンが揃っていないので×。
■ナチュラルハーモニー
(黄に近い色が明るい)
→赤系、橙系の黄色に近い色の方が暗いので×。
■コンプレックスハーモニー
(青や紫に近い色が明るい)
→青緑の方が明るいので◯。
■ビコロール・バイカラー
(メリハリ2色配色)
→◯。
■トリコロール
(メリハリ3色配色)
→3色配色ではないので×。
■ダイアード
(色相環を2等分=補色色相配色)
→赤系と青緑と捉えれば、ダイアードになるので◯。
【答え】
・ダイアード
・コンプレックス(ハーモニー)
・ビコロール
・バイカラー
上記の内の3つを記述。
ビコロールとバイカラーはほぼ同じ意味だが、両方答えてもOK.